給食を待ってくださる方のために、たとえ緊急事態の最中でも食事のご提供を滞らせないようにするのがanbaiの仕事と考えています。当社は、社長を「リスク管理統括執行責任者」に置いたリスク管理体制を敷いています。そして、食中毒を含む感染症に関しての「感染症対策マニュアル」と、火災や地震等の緊急な災害時に関しての「災害対策マニュアル」を設けており、対策及び対応手順は、各種マニュアルに従います。
感染症を未然に防ぐために、「感染症対策マニュアル」に従った感染症対策を徹底しています。「年次計画より感染症に対する理解を深めることを目的にした研修の実施」「保健所や関連企業が作成するポスター等による啓発・啓蒙の推進」「衛生管理チームによる巡回指導による事故を起こさないための安全衛生管理体制」等を徹底しています。また、ノロウィルスやO-157から出るベロ毒素検出や食中毒が発生した場合を想定して、発覚後に迅速な対応ができるよう手順等のシミュレーションを実施しています。
万一事故が起こってしまった場合に備えて、損害賠償保険に加入しています。さらに、公益社団法人日本メディカル給食協会の代行保証制度にも加入しています。
今までご契約先で一食も欠食することなく食事をご提供し続けていますが、食中毒が発覚した場合は、「感染症対策マニュアル」に従って対応します。「喫食状況・製造関連・食材関連・衛生関連」の各項目に沿って事故状況を把握し、「献立内容・個人衛生・施設衛生」の項目に沿って安全確保の点検を行います。また、本社衛生管理チームが食中毒発生現場に出向き、発覚状況に応じた対応の指示を行い、病院施設の皆様との連携を取ります。万一、保菌者を発見した場合は、その対象となる保菌者を隔離し、結果判明まで就業禁止とします。そして、医師の指示による注意及び保菌者の移動場所や手を触れたであろう器具・備品等の消毒、保健所への届出等を迅速に対応させて頂きます。
過去の阪神・淡路大震災で得た教訓をもとに、「ライフラインが寸断され食材調達が難しくなった時でも、食事をご提供できるシステムの確立」を目標とした万全の危機管理体制を敷いています。災害の規模と種類に応じた独自の「災害対策マニュアル」を用意し、緊急災害が起こった際にマニュアルに沿った対応ができるように事業所ごとにマニュアルを配布し、理解するよう指導しています。また、本社管理部では各災害を想定したシミュレーションを行い、万一に備えます。
災害が発生した場合は、「災害対策マニュアル」に従って措置を講じます。厨房使用不可になった場合は、欠食を回避するために、速やかに本社管理部が対策委員会を設置し、現状把握と対策内容を決定します。そして、情報網の確保、食事をご提供し続けるための食材確保に努めます。災害の種類・規模に応じて、「近隣事業所からの応援」「本社ケータリング部(一度に約500食、約1週間提供可能)での特別献立に基づいた配食」を行います。そして、食材確保が困難な状況に陥った場合にも対応できるように、「パン・牛乳の確保」のための仕入先との協力体制を取りつけています。